PART U |
||
枯葉がめだつ季節になり
全バンドがステージに立てる、フォーク喫茶。(懐かしい?) このころ、C子は女子部員だけで「うめぼしデンカ」というバンドを組んでいた。 我がバンドは男だけになり、レパートリーが少なくなってしまった。 オリジナルにも限りがあり、作詞作曲にかんしては全員がスランプ状態。 そこで、CSN&Yとガロの曲をしようということになった。 「Teach Your Children」、「Ohio」、「On The Way Home」 「一本の煙草」「暗い部屋」「さいごの手紙」など候補にあがったが結局、今回はガロの曲は見送りになってしまった。 数回の学外コンサート、女子大、短大の学園祭を経験したが、全員いわゆる「緊張しぃ」で、本番に弱かった。 年も明け、新バンド結成にむけて皆が動き出した。(恒例になっていたのだが、同メンバーでするバンドは非常に少なかった)K君は同級のT君とデュオを組むことに、Y君はオフコースのコピーバンドへ。 僕はM先輩に誘われ、アコースティックもエレキもするバンドを組むことになった。 ’高山 厳’(近年、演歌歌手で復活した)のコピーからドゥービーブラザーズまで、愉快なバンドで前年までの「緊張しぃ」のかけらもなくなった。 このバンドで得たものは多く、E.ギターの弾き方を手取り足取りMさんに教えてもらった。ただ、縦のビブラートだけはマスター出来なかった。 C子もコーラスで時々参加した。この頃になると半同棲生活になっていた。夢のような・・・。 クラブの部長に選出されて(先輩連中が決める)、よく学校側ともめたり文化会とももめた。 男子部員は高校時代、体育会系のクラブにいたものが多く、先輩には絶対服従の空気があった。部員は100名を越えており、まとめるなんて、とてもできず苦悩したこともあったが、同級のM(今のカミサン)やC子に慰められたものだった。 学生生活、最後の年。再びY君と元オフコースのコピーバンドにいたメンバーと、バンドを組み、やっとガロのナンバーをすることができた。ギター3台、ベース、ドラム計5名。 最初に挑戦したのは「暗い部屋」、「木馬」(ライブバージョン、つまりエレクトリックで)そして苦労した「ホテルカリフォルニア」。一度、オープニングアクトで、緞帳がさがっており「ホテル〜」をしたのだが、Yくんがフェイザーのスイッチを押した途端”シュワシュワ〜” 失笑をかったことも。 夏には長い髪も切り、就職活動へ・・。 第3章 〜何もかも遠くに〜に続く(To Be Continued) |
CSN&Yとガロとサカチン〜プロローグ
PARTT
第1章 たんぽぽと暗い部屋 第2章 美しすぎて
第3章 遠い春 第4章 涙はいらない
PARTU
第1章 学生街の喫茶店 第2章 個人的メッセージ