CSN&Yとガロとサカチン

PART U
第2章 〜個人的メッセージ〜

 枯葉がめだつ季節になり
(↑真ん中がサカチン)
▲真ん中が私▲
、部内も学園祭の準備で忙しくなってきた。
全バンドがステージに立てる、フォーク喫茶。(懐かしい?)
このころ、C子は女子部員だけで「うめぼしデンカ」というバンドを組んでいた。
我がバンドは男だけになり、レパートリーが少なくなってしまった。
オリジナルにも限りがあり、作詞作曲にかんしては全員がスランプ状態。
そこで、CSN&Yとガロの曲をしようということになった。
「Teach Your Children」、「Ohio」、「On The Way Home」
「一本の煙草」「暗い部屋」「さいごの手紙」など候補にあがったが結局、今回はガロの曲は見送りになってしまった。
 数回の学外コンサート、女子大、短大の学園祭を経験したが、全員いわゆる「緊張しぃ」で、本番に弱かった。

 年も明け、新バンド結成にむけて皆が動き出した。(恒例になっていたのだが、同メンバーでするバンドは非常に少なかった)K君は同級のT君とデュオを組むことに、Y君はオフコースのコピーバンドへ。
僕はM先輩に誘われ、アコースティックもエレキもするバンドを組むことになった。
’高山 厳’(近年、演歌歌手で復活した)のコピーからドゥービーブラザーズまで、愉快なバンドで前年までの「緊張しぃ」のかけらもなくなった。
このバンドで得たものは多く、E.ギターの弾き方を手取り足取りMさんに教えてもらった。ただ、縦のビブラートだけはマスター出来なかった。
C子もコーラスで時々参加した。この頃になると半同棲生活になっていた。夢のような・・・。

 クラブの部長に選出されて(先輩連中が決める)、よく学校側ともめたり文化会とももめた。
男子部員は高校時代、体育会系のクラブにいたものが多く、先輩には絶対服従の空気があった。部員は100名を越えており、まとめるなんて、とてもできず苦悩したこともあったが、同級のM(今のカミサン)やC子に慰められたものだった。

 学生生活、最後の年。再びY君と元オフコースのコピーバンドにいたメンバーと、バンドを組み、やっとガロのナンバーをすることができた。ギター3台、ベース、ドラム計5名。
最初に挑戦したのは「暗い部屋」、「木馬」(ライブバージョン、つまりエレクトリックで)そして苦労した「ホテルカリフォルニア」。一度、オープニングアクトで、緞帳がさがっており「ホテル〜」をしたのだが、Yくんがフェイザーのスイッチを押した途端”シュワシュワ〜”
失笑をかったことも。
 夏には長い髪も切り、就職活動へ・・。


第3章 〜何もかも遠くに〜に続く(To Be Continued)

CSN&Yとガロとサカチン〜プロローグ 

PARTT
第1章 たんぽぽと暗い部屋
 
第2章 美しすぎて
第3章 遠い春 第4章 涙はいらない

PARTU
第1章 学生街の喫茶店 第2章 個人的メッセージ

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