1999年10月24日(日)
東京都江戸川区清新町コミュニティー会館ホール



時の魔法 (le.vo: Takahashi, le.gu: Tsuchiya)

学生街の喫茶店
(le.vo: Horiuch, le.gu: Tsuchiya)

たんぽぽ
(le.vo: Tsuchiya, le.gu: Horiuchi)

涙はいらない (le.vo: Tsuchiya, le.gu: Horiuchi)

四つ葉のクローバー (le.vo: Takahashi)

木馬
(le.vo: Takahashi, le.gu: Horiuchi)

美しすぎて
(le.vo: Tsuchiya, le.gu: Horiuchi)

小さな恋 (le.vo: Tsuchiya, le.gu: Horiuchi)

遠い春

暗い部屋
(le.vo: Takahashi)

一人で行くさ(アンコール) (le.vo: Horiuch, le.gu: Tsuchiya)

学生街の喫茶店(アンコール)
(le.vo: Horiuch, le.gu: Tsuchiya)

                                            
(演奏順)



by H. Kinoshita


taken by Steve高校卒業以来25年間、
人前で演奏することのなかったLAMBがいよいよ活動再開、その初ステージが1999年10月24日行われました。

かく言う私きのしたは、バンマスごまさんの厳命により、ミキサーの大役を仰せつかうという・・・ミキサーなんてやった事ないのに・・・(T_T)。

当日、朝9時半には会場の清新町コミュニティ会館に入り、必要な機材の調達を済ませて午後には会館のリハーサル室へ・・・。TUNEさん到着。もりっちさんが、行商のおばさんのように差し入れを持って到着。差し入れをいただき(これがめちゃ美味かったです・・・嬉しくて泣きながら戴きました)、リハーサルを入念にするLAMBのメンバー(やり過ぎ!)。
taken by Steve

会場の設置も済み、続々とお客様が到着、前オフを済ませたGARO FAN PAGEのみなさんも揃っていよいよ開演を待つばかり。観客はおよそ200名を超えました。初ステージに200名は・・・かなりなプレッシャーでしょう。我がバンド、TANGERINEより入ってます・・・くやし〜!

会場は、小さいながら舞台に緞帳があるという、なかなか本格的なホール・・・Tomoko会長と、「地元の市民会館とか公会堂とか思い出しますねぇ・・・」「そうそう!○印乳業とか、サッ○ロビールとか・・・」などとしばしの和み・・・。

taken by Boo
リハーサルで大体の流れやレベルは掴んでいましたが、なんと一曲目はア・カペラで始めるという「時の魔法」!「・・・・ド素人のクセに、なぁんてこ生意気な・・・」などと呟いているうちにコンサートは始まりました。

ビ〜〜〜〜〜・・・えっ?開演のブザーまでなるのかよぉ〜〜!

私のお仕事も開始!一応既にバランス取りはできてますから、あとは微調整だけのはず・・・。

taken by Steve
「♪ラ〜ラ〜ランララ〜ラ〜♪」・・・げっ!
TUNEさんの声が飛び出てる!!そう、TUNEさんのハイトーンは、リハーサルよりもマイク乗りは良いし、通りも抜群です!これは最後まで続きます・・・TUNE、恐るべしっ(笑)!!あ、いかんっ・・・ハウッてるですぅ〜(汗)!いきなりハーモニーはピッタリ・・・でもね・・・ごまーク(爆)さんの表情は硬い・・・やはりアガッているみたい・・・(笑)taken by Steve
ギターのサウンドは、Billyさんのギターがちょっとこもり気味かな?以前、トップ(表板)にひびが入ったとかで、ちょっと鳴りが衰えてる様子ですが、ピッキングの強さでカバーしていました。う〜〜ん、ちょっと全体にテンポが早いかな?Billyさんのピッキング(全部ダウンのパート)がキツそう・・・。ごまさんのギターソロは12絃(・・・そりは俺のギターだって!うう〜〜取られそう〜〜〜)です。響きと拡がりののあるサウンドでまずは快調ですね。・・・無事に一曲目が終わり、司会の女性が登場!これが・・・私好みの・・・ミニスカ、スリット入りで・・・クックックッ・・・あ、失礼!今回のライブはちゃんとプロデューサーの富永氏が全体のコンセプトを作って下さっており、「アナタハ ガロ ヲ シッテイマスカ?」というテーマを基に進められています。司会付きかよぉ・・・生意気ぃ〜〜(ひがみ)・・・ガロに関する一般知識の導入部を解説して、次は「学生街の喫茶店」・・・。GAROファンにとっては功罪相半ばする曲ですが、GAROを紹介しようという進行では絶対に欠かせられない曲です。

taken by Boo
ごまさんのリードギター、D-45の聴かせ所です。・・・ダウンピッキングを強調したプレイ・・・
ちとリキんでますな (苦笑)
?う〜〜ん、D-45はまだ鳴る筈だ、手ぬるいぞ(爆)!あまりにも有名なストリングスアレンジは省かれていますが、逆に曲自体が鮮明に把握できて、これはこれで良いと思います。ハーモニーも生きている。この後に演奏された「涙はいらない」、「美しすぎて」などでも同様の印象を持ちました。でもぉ・・・ちっと早くないかえぇ〜?落ち着いて・・・っ!


曲は「たんぽぽ」・・・デビュー作であり名曲です。ごまさんは「この曲だけには絶対エコー感が欲しい!」って要求があったのですが、止むを得ず断念・・・。ここでマークの幻想世界が表われます。土屋ごまークさん、今日初めてのリードヴォーカルですが・・・アガってるぞぉ〜(笑)!えっ?そ、そのコード・ポジションは・・・なに(汗)?・・・「し、失礼しました・・・ブホッ」謝るなって!バレバレぢゃんよぉ〜(爆)!目が泳いでますがなぁ・・・!しかし、始めてしまえばちゃんと立ち直る。フフフ・・・ちと上ずってるかなぁ?・・・あ、またハウッたぁ〜(涙)。Billyさんのリードギターは、なかなかクセとニュアンスが独特で、ガロとは違った雰囲気を醸し、ちょっと暗めで力強いプレイだな、と感じました。 そして思い出を語るごまーク氏・・・。taken by Boo

そしてGARO FAN PAGE の人気投票では2度も第1位となった「涙はいらない」、続けてごまークさんのリードヴォーカルです。・・・ほぉ〜、二枚目路線で攻めるごま・・・(笑)。12弦でのソロもいい感じ。落ち着きも戻ってきたようです。うん、もうちょっと浸りたいなぁ・・・。これはシンプルなアコースティックアレンジの方が曲の良さが際立っているのではないかなぁ・・・。あ!反論あり?・・・う・・・まぁ、個人的見解ということで・・・(汗)

曲は「四つ葉のクローバー」へ・・・来た来た、イントロのリードギターの掛け合い!スキャット入りのBillyさんはブルージーに、(Tomokoさんもご指摘のとおり、どこかスパニッシュな香りも持ってますね)、ごまークさんはメロディアスで繊細なアプローチで・・・ま、ちょっと全体に硬いかな(笑)〜しかし、このギターアンサンブルはいいですね。かっこいい。アコースティックでありながら、実にロックっぽいですよねぇ。これをGAROがやってたのは知りませんでしたが(恥)、TUNEさんの伸びのあるリードボーカルと、二人のコーラスで非常に魅力ある出来になっていました。ラストのコーラスパート・・・おぉ、ベースの和哉君、ワザ使ったなぁ!?taken by Steve
ここでメンバー紹介です・・・。
ごまさん、25年間のいきさつと思いの丈を語る、の図・・・。

次は「木馬」。軽快でロックっぽい曲です。・・・しかぁ〜し!おぉ〜〜〜〜い!!早いんだよぉ〜〜〜、どこ行くのよぉ〜〜〜、そりゃ「競馬」だって(爆)!リハでも言ってたぢゃん、「走らないように・・・」ってぇ(笑)!まぁ、それは仕方のないことではあります。25年ぶりのライブで200人も前にしていれば、アガらない訳がない。まぁ、走ってる割りにはまとまっていて、一安心でした(爆)!


さて、後半戦・・・。ごまークさんの大好きな、思い出の曲「美しすぎて」からです。別人のような二枚目路線ごまさんの、あまぁぁ〜〜〜い、囁くようなリードボーカルが、貴女を魅惑の世界へ・・・(爆)!

この曲のレコード・・・どぉ〜も、中途半端におっしゃれぇ〜〜なカンジがして好きになれなかったんですけど・・・こうしてアコースティックな演奏を聴くと、実に好い曲ですねぇ・・・。中途半端な「垢抜け」って、下手するとやたら古臭く感じるんですけど・・・あ!反論山の如しかな?

taken by Steve
そして「小さな恋」。トミーの可愛い小曲ですが、ごトミーのリードヴォーカルでうまくまとめて・・・裸足でバスに乗ったら保護されないかなぁ・・・(笑) 

次は「遠い春」、ハーモニーの難しい曲ですけど、これに挑むあたり、ごまークさん気が強いのぅ!出来?・・・うぅ〜〜〜ん・・・ちょっと硬いかなぁ・・・。でも難しいよ、この曲!!!ちょっとハーモニーが崩れた部分もありますけど、充分及第点でしょう。もともと、ハーモニーの構成音が複雑な曲ですしね。チャレンジする事自体に意味がありますよね、ごまさん。(と、フォローを入れてみたり(爆)!)これはごまークさんの塾生のお母さまからのリクエストだったのですよ!いるんだ、隠れガロ・ファン・・・!

taken by Booとうとうラストナンバーになりました・・・
最後?決まってるじゃん、「暗い部屋」でしょっ!!チューニングを変える間をTUNEさんの小噺・・・へへ、いい味出すなぁ。唄も上手いが、喋りはもっと・・・あ、失礼!


・・・ミキサーのボクも緊張の一瞬です・・・だって、ギターのハーモニックスから始まる曲ですから。

イントロのギター・アンサンブルは見事でした!ほぼ新品のD-45ではあるけれど、豊かな低音からきらびやかな高音まで、実にバランス良く鳴りますねぇ。そこへBillyさんの少しダークなソロが絡む・・・二人の、この曲への思い入れが感じられる演奏です。そして本編〜後半スキャット部と、コーラスもほぼ危なげなく進みエンディング!!・・・あ〜、無事に終わったぁ〜〜〜〜!!

をを、下る間もなくアンコールだっ!・・・サクラも仕込んでないのに(爆)・・・ここでごまークさんの塾生さん達から花束が・・・ほれほれ、涙ぐんでる場合でわないぞぅ!

アンコール一曲目は「一人で行くさ」です。このイントロ、このG.F.P.関係で生ギターを手にした人は必ず弾くのが可笑しいんですよ。ギターの弦の響きをチェックするのに実にピッタリなんですね〜。実にシンプルで、なおかつ心に響くイントロ。曲はBillyさんの明るい歌声で進みます。この曲聴くと、なにか生きる元気が湧いてくる気がしませんか?トミーの作品の中でも特に好きな曲です。

taken by Boo
あ、アンコールの声が止まない・・・あれぇ?リクエスト聞いてます?・・・そりわ「自殺行為」でわ?

案の定、「吟遊詩人!」とか「惑!」とか声が掛かってます・・・(^_^;)>

大慌てで曲は「学生街の喫茶店」(爆)!「宜しければご一緒に・・・!」と声をかける・・・なんか、70年代のうたごえ喫茶みたいだなぁ〜、あはは・・・(知ってるシトは若くないって?)

あ!Billyさん!!「窓を開け君が来る」では泥棒かストーカーですって(爆)!!

和やかな手拍子と大合唱のうちに、LAMB25年振りのライブは無事に終了したのでした!!


以上、
コンサートのレポートはおしまいです。改めてこぼれ話を追加しますので、お楽しみにぃ〜〜!!


Written by H. Kinoshita, 2000 May.
Thanks very much to H. Kinoshita, Boo and Steve!


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